2024年01月07日

2024年1月6日(土)初稽古 初試斬!

年始に入り、曇りの日があるものの基本的に例年より暖かな日が続いている。
冷え込んだらベランダの植木を入れようと思っているが、今年はまだ入れなくても大丈夫そうということで放置。
そんな中、芽が出てきて植えた生姜が目に留まった。
水はやっているものの、放置していて一体育っているのかどうかわからず。
だいぶ枯れかけているので、この際抜いてみることにした。

ginger

おお、だいぶ成長している!と思ったが、土で湿っている部分はおそらく植えたまんまの大きさで、上のこぶのようになっているところが新たに増えたところか。
大きくなったような、なっていないような。。。
おそらく土に植えるのが浅かったので、そんなに増えなかったのかもしれない。
それでも初生姜、ありがたく収穫して、戴くとしよう。
まずは酒屋で買ってきた酒粕で作った甘酒に足してみる予定。
楽しみ~。
(ちなみに酒粕と一緒に買った日本酒が、これまた美味しくて、つい杯が進んでしまった。。。)


稽古
年始でまだ連休の中と言えば中のせいもあり、人数少な目。

基本の動き
・腕素振りバリエーション
腕を大きく動かすことで体の連動を感じられる。
・受身各種、半身、転換、突き、打ち
・歩法


・素振り
・合わせ(巻き落とし、直払い)
明確にやろうとしたときのずれ、柔らかくやろうとしたときの働きかけの弱さをどこまで擦り合わせるか。

柔術
・立合7、9本目
7本目は1本目の入り身の仕方が左転換ではなく右転換になったもの。
9本目は横面打受崩し。
受で止まって崩す方法の稽古を行い、緩みと転身でうまくいったがそれに疑問を感じていろいろやったものの、うまくいかなかった。
方法がまずいのもあるが、腰が固まって楽してしまっていることが原因と思われる。

剣術
・素振り(0、0.5、1本目、その他各種)
・上段打ちに追い込まれたところからの後傾での受、立て
体全体で中心に立てることになる。

居合
・初伝裏
抜きに導かれて身体全体が浮き身がかかって動くことを意識して行った。

自主稽古時間に初伝六太刀、表の参考動画撮影。
iai_shoden6_1
縦抜の抜き出し。体全体を使って半身をきっちり取ることで剣先が横にぶれることなく体の脇を通り真っすぐ上方に飛んでいく。

iai_shoden6_2
斬り。体全体を使って撞木をきっちり取ることで剣の軌道が整う。

試斬
自主稽古時間に初試斬。

shizan_kesa
袈裟。気負いなく楽に振ることで斬れる。

shizan_gkesa2
逆袈裟。剣先の動きに体をついていかせる。
うまくいくと、台にパックが乗ったままになることも。
(たまたまか。。。)

shizan_has
八相からの斬り。剣術の斬り返しと同じことをすれば斬れる。

水平斬りも試したが、全然感覚がつかめず、やっぱり斬れず。。。
今年は何とか斬りたいが。

試斬は、斬れたか斬れないかの結果、斬り口の様子に、そのときの精神状態や体の状態の結果である斬りの状態が如実に表れるため、現実を突き付けられることになるのだが、非常に勉強になる。
斬れると非常に気分がいい。

めざしさん、気負わず安定した斬りができていた。
パック輪切りも。素晴らしい。

今回の参加者はそこそこ斬れていた。
今年の運がきっと切り開けると思う。

インスタグラムを昨年から始めました。
どう投稿していくか、模索中ですが、よかったら見てください。
翡縁会インスタグラム

でんこ

16:35|Permalink

2023年12月31日

2023年の振り返り ちゃんとやれば何とかなる

少し前に、いつも通勤で近くを通る神社にお参りをした。
もう何年も経っているのに、思い返すと2回しかお参りしていない。。。
こじんまりしているが、参道が真っすぐで銀杏の木が立ち並ぶ、趣のある神社。

jinjasando
神社を背にした参道。
数日前は銀杏の葉が道路を埋め尽くして美しい金色の道になっていたが、このときはすっかり掃かれて葉が詰め込まれたビニール袋がたくさん並んでいた。
jinjasando2
数日前通りかかった時に撮影した参道。

いつでも行けるところほど全然行かないというのはよくあるが、最近ちょっと遠回りをするという気持ちの余裕がまったくないことに気づく。
(今回お参りをしたのも、休みを取って病院に行って、思いのほか早く終わったためにふと思い立って行ったためで、通勤途中で行ったわけではない)
ちょっと立ち止まって周りを見る余裕を来年は持ちたいものだ。


振り返り
今年学んだと思うことは、体全体を使って動くことで何とでもなる、ということだろうか。
夏ごろから取りまとめをすることになり、その中で、どうしたらやろうとすればするほどうまくいかない、特に柔術の技をうまくできるか、と考えていた。
その中で、コロナ下で工夫した小太刀を使った体全体で斬っていく素振りの動きを対人でも行えれば、相手がどう打ってこようが捌けるのでは、と思い立った。
相手を意識してその動きを素直に行えば、思いのほかぶつかることなくうまく捌けた。
理合いを考えて手順を踏もうとすると取られそうになるところを、大きく動くことで体全体が一致して動け、それが相手への働きかけになる。
ただ、それを他の人にやってもらおうとすると、単に体全体で斬ればいい、ということが逆に難しいらしく、小さくなってしまう場合があった。
他に捉われずにやるべきことをやることの難しさ。

二教の斬りも、手でやると相手に痛みを与えて斬ることが多いが、体を使うことで相手の体を崩すことにつながり、局所の痛みを避けることになっていそう。
結局は身体をさぼらなければ無理な動きにならずに技がかかる方向になる、ということか。

振り返ると自身も体全体を使わず、結構サボっていると感じることが多かった。
特に今年取り入れた長尺居合刀は長さがある分サボると顕著に結果に出る。
これで練るのも今年いっぱいか、と思って取り組んでいたが、年末の稽古で、腰を落とせばまだ抜ける余地がある、さらに力を抜いたときにごまかしていた納刀がうまくいく、という経験をした。
まだまだやることがあり、逆に余計なことをしている部分があることに気づいたため、来年ももう少し続けていきたいと思う。

その他、間への感覚も少しはつかんできた気がするが、逆に確信のないものは動かない、という方向になり、
相手が動かなければ動かない、
確実な間でしか打ち込まない、
ということで、ある意味落ち着きにはなっているのだが、若干の遅れにつながっていないとは言えなかった。
来年は、今までつかんだ確証を踏まえて自分を信じた最適な間をつかまえたい。

振り返ったら打太刀の比較をしていたので、今年もしてみた。
2022年
2022nennmatsu_uchidachi

2023年
kenjutsu_uchidachi

2022年の振り返りのブログでは変化が見られたが、今年はあまり変わらないか。。。 
ある程度方向性が固まってきたとも言えるかどうか。


今年もある程度テーマを持って集中して稽古ができたと思う。
そういう場が持てることに感謝しつつ、来年も続けていけたらありがたい。
本年もありがとうございました。

でんこ


09:52|Permalink

2023年12月28日

伏線回収あるいは初心のこと

 昨日は翡縁会の稽古納めでした。
 この日は、基本を捉え直すというテーマで稽古してみました。
 当会で基本と一括りにしている技術には、ある種のヒエラルキーが存在していること。
 普段はそれらをあまり区分けや段階分けすることなくお伝えしているのですが、今の自身の在り様を自覚するためには、やはり基本についての理解は大切だと感じていること。
 独立してから10年の間に、基本についての捉え方が微妙に変遷してきた経緯があるのですが、実はすべてが一つながりのものとして理解できること。
 これらを剣術や杖術、柔術、居合術の実技を通して確認していきました。

 今年は私自身、体調的に体の節目を感じる一方で、得難い出会いに恵まれ、非常に学びの多い一年でもありました。
 年の初めに、以前から気になっていた九州のT先生から、最初は動画のテキストからでしたが沖縄空手を学び始め、後に直接指導を受ける機会を得たこと。
 また、同じ系統の空手を近場で学べたらと思っていた時に、M先生が近所で指導されていることを知り学ぶようになったこと。
 これらの出来事を、私は勝手に伏線回収と呼んでいるのですが、人生ほんとうに無駄がないし(あるいはすべてが無駄かも)、ご縁って不思議だなあと思います。
 お二人から指導を受ける中で、自分の思い込みで切り捨ててきたものの中に、実はとても大切な内容が含まれていたことに気付かされたり、これまでの探求のその先を少し感じることができたりしました。
 今までの取り組みすべてを一つながりのものとして捉え直すことができたのは、この空手の稽古によるところが少なからずあり、お陰で自身の会での稽古も新陰流の稽古も中国武術の稽古も空道の稽古も、自分の中では矛盾なく取り組めるようになってきました。
 伝統武術はやっぱり素晴らしいし、現代武道も素晴らしい。
 とはいえ、ちょっといろいろやり過ぎですね…あはは

 これまでの探求のその先に、来年は進んでいきたい。
 その先にあるものが、実は剣術に出会った当初の自分の初心のテーマであったことを、年末になって思い出しました。
 当時の師匠から、何のために武道を稽古するのか?というお題で文章を提出することを求められた際に、確か大層なことを書いたのです。
 いやぁ、恥ずかしいし、オソロシイ…
 でも少し尊いことだとも、オジサンになった今は感じます。

 今年一年、関わって下さったすべての方々に感謝いたします。
 来年も心の赴くままに取り組んで参ります。どうかよろしくお願いいたします。

 多々良隆行

21:19|Permalink

2023年12月24日

2023年12月23日(土)稽古 成果とまだまだ反省と

磁鉄鉱をいただいた。
Pさんセレクト。
jitekko

自然の中に埋もれている正八面体が美しい。。。
Pさん、ありがとうございました!

帯状疱疹は見た目はだいぶよくなってきた気がする。
たまに症状のあった鋭い片頭痛もなくなってきた。
ただ、口内の右側でのどが飲み込むときに痛いのと、歯が冷たいものを飲むと痛いのは軽くなってきた気はするがまだ続いている。
口の周りがまたチリチリ痛くなってきているが、全体的にはよくなってきているので、変化を観察している、という状況。
変化を楽しむぐらいの心持でいたいものだ。
歳を重ねてくると、いろいろある。。。


稽古(取りまとめ)
だいぶ寒くなったのと、イベントが終わるとお休みモードに入りがちな、うちの会ならではという感じで、参加人数少な目。

基本の動き
・鳥船、呼吸、黙想
・ラジオ体操第二
武術のいろいろな項目をやりたいのと、ラジオ体操だけで種々の準備的な動きを網羅していると捉えて最近はラジオ体操だけを始めにやっていたが、武道的に場や呼吸を整える、ということも念頭に入れて、鳥船、呼吸、黙想は復活させた。
ラジオ体操は、先生からのまだやるのか、という微妙な視線は感じながらも、これだけ効率よく体を動かす前段階の動きが短時間ででき、何より誰もが知っている、ということで今後もやっていく予定。
(静稽会の静稽録でも、”良いものは取り入れてみる。そういう柔軟な姿勢を大切にしたい”と書いていただいていることに後押しもされている)
そのときのテーマに合った何かが見つかれば、ラジオ体操にこだわらずに順次取り入れていきたい。

・足入替、受身各種、歩法、膝行など
maemawariukemi3
前廻り受身は廻ろうとすることで自然に体全体が浮いてそこに体を入れていくことになる。
(あくまで結果で、廻ろうとすることすら思わなくなるのだろうが)

・突、蹴、打、半身の確認
・小太刀の素振り

柔術
・立合1~6本目
年末発表会で行ったため、定着させるためにもう一度確認し、さらに間詰も確認した。
今までは間詰のみ行ってきて、間詰でないと成立しないのでは、と思うところがあったが、年末発表会に向けて1つ1つの型の動きを明確にしてみると、止まってもやるべきことをやればかかることが確認できた。
今後に向けた1つの成果である。

・素振
・廻し杖等の一人杖部分
三方突は前後左右上下の突きや打ち、縦回転も含む複雑な動きだが、どこを突く、打つなどしようとしているのか意識すればおのずと動きは決まってくる。

剣術
・素振
・袈裟打受
・斬返
Niさん、まだ固いものの、だいぶ強い打ちに受けられるようになってきた。
自身のほうが、先生の打ち込みを受けると実はサボっている、と感じることがあり、気を付けたい。
・上段打受
受の形を軽く確認した後、とにかく上段から打ち込んで、連続して受けた。
形を確認するのは大切だが、実際に数多く受けることでおのずと形が整ってくる。
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受けるところが手元に近くまだ固いものの、しっかり受けられてはいる。

・中心立

居合
・腹抜、腹抜突
長尺居合刀でいつも腹抜が抜ききれず微妙だったが、腰をしっかり落としてやったら思いのほか抜けた。
まだまだ長いせいにしてサボっているところがありそうだ。。。
・縦抜(ゆっくり、踏み込み)
ゆっくり丁寧に動かすことを今年は多く練ってきたが、しっかり斬るために多少形が崩れても思い切って剣を振って体と一致させることもやっていくことで、斬る感覚をつかんでいく。
・初伝裏
久々に集中して行ったが、表と対になって勉強になる動きが多い。

まとめの動き
・体をほぐす動き、呼吸、黙想

今年の取りまとめはこの日が最後。
なかなか思うようにできずに会の皆さんにご迷惑をかけたところもあったかもしれないが、いろいろと考えさせられ、流れは事前に考えるものの、どう1つの稽古として成立させるか、そのときの参加者や流れによって臨機応変に考えなくてはいけないところもあり、非常に勉強になった。
ありがとうございました。

でんこ


19:10|Permalink

2023年12月23日

変化の芽 年末発表会のこと

 先週土曜日は年末発表会でした。
 年末発表会、忘年会にご参加ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました。
 いつもゲストでいらして下さるPさん、Sさんにも感謝いたします。
 参加を予定していた方の中に、直前の病気や多忙のために欠席された人もあって少しバタついたりしましたが、お陰さまで今年も無事に終えることができました。
 今年も有意義で楽しいひと時でした。

 毎年の事なのですが年末の忙しい中にあって、演武に向けての稽古が十分ではなかった方も多かったと思います。
 とはいえ、そもそもの主旨は一年の稽古の成果を表現することですから、一夜漬け的に何とかしようというのも違うわけで、各自が稽古を重ねてきたなりに演武ができればよいわけです。
 
 当日はほぼ90分間の長丁場でしたが、みなさん演武者としても観覧者としても、非常に高い集中を保ちながら向き合い取り組んでくれました。
 その姿、光景が何より素晴らしく、感銘を受けました。
 演武については、まだ経験の浅い新人勢の打ち込まれるほどに響く姿や愚直に基本を全うしようとする表現に光るものを感じました。
 また、新人勢に触発されたベテラン勢の中に、変化の芽を感じることができたのもよかったです。
 ゲストの演武や女子柔術からは、今年と来年のテーマというか、当会の武術が探求しているテーマに通底しているエッセンシャルな要素を感じ取ることができて、とても刺激を頂きました。 

 二部も、みなさんで準備して盛り上げてくれて、ほんとうに楽しかったです。
 日本剣術vsフィリピン武術
 「今年はこんな年」的なオリジナルソング
 空手の型
 津軽三味線からのみんなで花笠音頭
 刀剣乱舞
 おさるの演武

 みんなすっかり芸達者!?

 年末発表会を経てよりクリアになってきた課題に、次回からあらためて取り組んでいこうと思います。
 会員のみなさん、よろしくお願いいたします。

 多々良

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13:57|Permalink

2023年12月16日(土)年末発表会

口唇ヘルペスではなく、帯状疱疹だったらしい。
だいぶ発疹は引いてきたものの、まだまだあまりお見せできる状況ではないまま、年末発表会を迎えてしまった。
演武は非常に迷ったものの、これが今の私なので、とある種の覚悟を持ってマスクはせずにおこなうこととした。
周りは突然おかしなことになっている状態の口の周りを見て、ぎょっとされたかもしれないが、それも仕方なし。

「年末発表会」
夜でもマフラーが必要ないくらいの暖かな日だった。

第一部は全体的に準備万端、とは全然行かなかったものの、それぞれのやれる成果を出していたと思う。
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その中で、Kちゃんの居合が本番で格段に良くなっていたのが印象的だった。
重さんが体調不良で抜けたことでリーダーになった影響があったのか、声の張りと斬る感じがいい方向になっていた。
この流れで今後の動きがどうなるか楽しみ。
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担当演武:
・居合
長尺居合刀での居合。
抜ききれないところ多数。
長くて大変、ということを克服して演武して通常居合刀に戻す方向を考えようかと思っていたが、あまり練習できず、やりきれなかった。
慣れる必要はないが、体をしっかり使い切ることを学ぶことは必要。
これはもう少し続けるか、一度戻して検討するか、再考が必要。
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・初伝小太刀
ますこさんと。落ち着いて受けができ、だいぶ安心して打ち込めるようになった。
5本目の斬り割りは非常にうまい。
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・中伝小太刀
Kちゃんの打太刀を急遽行うこととなった。
練習なしだったが、10月の稽古総見で一度行っていたため、安心して打ち込んでいたが、Kちゃんの安定感が出てきたように思う。
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・中伝表
急遽2組担当。
Naさんとは本番当日に2回ほど練習したのみ。
強く打ち込んでも対応力はあるものの、手での捌きになっていたが、本番ではだいぶ体を使う感じとなっていた。
Kaさんとは練習も多くやっていたが、間の間隔と体での対応がよくできていた。
2人とも打てば打つほどいい動きが出てくるため、どんどん打ち込みたくなってくる。
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・薙刀連刀
Kちゃんと。
流れはできて練習ではよい流れになってきたが、本番では先に動いてしまうところがあってかみ合わないところがあったものの、最後は決まったのでまずはよしとしたい。
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・柔術
めざしさん、Kちゃん、ますこさんと。
私が選択した技3種は、今年から取りまとめを行う中での気づきを取り入れたもの。
両手斬り下ろしからの入り身投げ、両手斬り上げからの小手返しは身体全体を使って動くことで相手と同調して技をかけられる思い付きの技、
二教は、相手の手を取って斬りをかけるところが、痛めつけて崩すのではなく、体で斬ることで局所への働きかけではなく全体に働きかけがいき崩せる、
という学びを体現した。
ますこさん提案の挨拶柔術、アベック柔術は、種々の挨拶の流れから崩す、腕や肩を組んだところから崩すなど、相手と呼応する中で崩そうとせずに崩せるもの。
不思議と崩されるのと、何より楽しい。
実現しているKちゃんとますこさんが素晴らしいのもある。
最後みんなで輪になって波打つように崩れるのもこれまた楽しい。
nenmatsu2023_jujutsu

nenmatsu2023_jujutsu2

・先生との剣術
手順は入っていたが、今回はそこまでやり込めなかったので、それぞれの型でやるべきことが淡かったかもしれない。
微妙に全体的に1テンポ遅れている気がする。
最近の感覚が、過敏に何かに反応するわけではなく、確証のないものは動かない、という感じのため、何かを待ってしまっているのかもしれない。
待ち構えているわけではなく、遅れたら遅れただけ差し込まれているので、ここは来年の課題にしたい。
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第二部はそれぞれ気楽に得意分野を披露!
津軽三味線の盆踊り参加型などとても工夫されたものもあり、楽しいひと時!!
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刀剣乱舞再現の剣舞に入れてもらった。
なかなか動きが早く、稽古でやらないような剣捌きがあって、大変だったものの楽しく舞い切った!はず。
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終了後は恒例の懇親会。
楽しく飲んで、盛り上がった。
恒例のますこさんのご厚意翡縁会スイーツ、翡縁会クッキー!
ありがとうございました!!
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急病や都合等により突然の演武不参加、見学不参加がいたことは非常に残念だったが、本人が一番残念に思っていることと思う。

皆さま、充実したひとときをありがとうございました。

でんこ

12:41|Permalink

2023年12月18日

2023年12月16日(土)年末発表会のこと

みなさまこんにちは!
稽古のブログが追いつかぬまま、年末発表会でした、ああ、あっという間に。
先生、ゲスト参加してくださったSさん、P様、稽古会の皆さん、今年もご一緒させていただき、ありがとうございました。
都合がつかず不参加になってしまった方もいらして、演武を拝見できなかったのが残念ですが、またの機会を楽しみにしています。

いつもの稽古場が、始まりの礼で一気に空気感が変わります。
しんと静かな中、演武者の発声や打ち合わせる音が響いて、その真剣な場を見学しているメンバーの眼差しも、みんなまっすぐ。
とても得難い時間だなあと、いつも思います。

始まってしまうと、終わるまではあっという間なのですが、もっと見ていたいと思う気持ちと、早く終わって楽になりたいという気持ちのせめぎあいです。
自分の演武については、良かったかもしれない点が少し、反省点は山盛り!
これからの稽古に、活かしていかなければ……という私のことは置いておいて、みなさん、本当にかっこよかったです!!

初伝六太刀、Niさんと。
Niさん、下段からの受けの形をしっかり受けられるように修正され、私も思い切り打ち込むことができました。私自身は、もう少し前に飛ばす意識を持てれば良かった…と反省しています。
杖の合わせ、Naさんと。
あまり合わせられる機会がなく少ない回数の稽古でしたが、本番が一番うまくできたように思います!しかしながら打太刀が間合いをコントロールするように、と先生から言われていた課題はできていなかった。今後、修正していきたいと思います。
初伝組杖、凪さんと。
組杖はやっぱり怖いのですが、凪さんの胸を借り、思い切って入れてすごく楽しかったです!稽古の時に凪さんから最後の一打ちが届いていないとご指摘いただいていたのが、やっぱりいつも通り届かなかった……本番だけ都合よくできるようにはならないと、身に染みました。
初伝小太刀、でんこさんと。
一番不安だった小太刀ですが、なんとか形になって安堵しました。でんこさんから半身をしっかりとるように教えていただいていたのですが、半身なら受けられる、というのが少しだけ、体の中の力の流れみたいなものが感じられたように思いました。
柔術、女性4人で。
前半はめざしさんと。自身の課題として、突きのタイミングに集中してみました。早すぎず遅すぎず。後半はでんこさんと。今回、あいさつ柔術、アベック柔術とひそかに呼んでアイデアを練っていた動きを、取り入れてもらいました。いつかやってみたかったのです、ありがとうございました。ラストは4人で波うって倒れる、楽しかった!
居合、めざしさんと。
もう本当に居合は反省しかない。何よりも「リハーサルの時にうまく抜けなかったんだよなあ」と思った一瞬の雑念でタイミングを逃してまた抜けなかった。そもそもリハーサルの時も何か雑念にタイミングを奪われたのだったと思う。いや、雑念とかそれ以前の問題。めざしさん、本当にすみませんでした。

2部はどこまで書いていいかわからないので、翡縁会女子部で、刀剣乱舞ミュージカルの一節を踊らせていただいたことを書き記しておきます。女子部の皆さん、今年もお付き合いくださりありがとうございました!手の皮がむけるまで練習したけど結局私はうまくできなかったけど、楽しかったので!!

懇親会でP様から、居合の練習方法やヒントなど伝授していただきました。
本当に本当にありがとうございます。
内容もなのですが、大丈夫だよ〜と言っていただいている気がして、すごく嬉しかったです。

来年は、居合と半身!
少しでも上達できるよう、頑張りたいと思います!

ますこ

14:07|Permalink

2023年12月10日

2023年12月9日(土)稽古 年末発表会リハーサル

口唇ヘルペスになってしまった。
口の周りがチクチクしだし、日に日に増してきたので、これはまずいのか、と思い、時間休を取って会社のそばの皮膚科に行った。
見た目でわからなかったので、症状が出てからか、もう今から確定として薬対応するか選択を迫られ、あきらかに違和感があったのでこの時点で薬をもらって飲むこととした。
その夜から小さな水泡らしきものが出始め、次の日は小さなものだったが徐々に増え始めた。
(ちなみにこの日は会社で飲み会があり、普通に参加して普通に飲んだ)
その次の日、ぎょぎょ!というレベルに口の周りがなり、どんどん増えてきて、ホラー状態となった。。。
体調はたまに鋭い頭痛がする程度だったので、会社には普通に行ってマスクをして働いた。
その次の日は土曜で稽古があり、何とかなるかな、とマスクをして参加。
勝手に大谷吉継状態、と思いながら稽古していた。
水を飲むときに、ふと忘れてマスクを取った状態のままになりそうになり、慌ててマスク着用。
もしかしたらその一瞬見た人がいて、ぎょ、と思ったかもしれない。

大人になって初めて口唇ヘルペスになるときはひどいらしいので、まあこんなものか。
今日はちょっと落ち着いてきた気がする。。。
このまま治ってくれればいいが。
(近頃なぜか飲み会が多く、また今度の火曜にあるが、さすがにこの状態が変わってなかったらドン引きされること間違いなし)


稽古(取りまとめ)
今日の日中最高気温は17.2度。昼間は晴れていて暖か。

リハーサルがあり、稽古時間が短いため、年末発表会稽古を集中して行った。

基本の動き
・ラジオ体操第二
稽古では初めて第二を行った。やるのも久々の人が多数。

radiotaisono2
そこそこ覚えているものだ。

・足入替、受身各種
・半身の確認
・転換
・半身突き避け

年末発表会向け稽古
事前に組み合わせを考慮した時間配分を考えておき、欠席者も考慮して何とか一通りに近く稽古できるようにした。

・薙刀
薙刀は稽古時間中は無理そうだったので、稽古前に確認した。
nagi2
手順は皆さん問題なさそうだが、やり取りにどこまでできるか。

・柔術
立居合組はほぼ初めて年末発表会を意識してやった感じなので、まとまるかどうか。
手順は何とかなりそう。

jujutsu_tachi3
しっかり相手に働きかけていけば、崩しをかけられる。

・杖
初伝素振り合わせは皆さんなじんできた。
初伝、中伝の組杖は何とかなるか。

・剣術
初伝裏、BさんとKaさんのぎりぎりの攻防は見もの。
初伝各種、打太刀が仕太刀のいい動きをどこまで引き出せるか、頑張ってほしい。

kumiiai2
上伝組居合。この型に限らないが、寄り方でほぼほぼ取った取られたが決まってしまうところがある。

・居合
それぞれの組がほぼまとまってきた。
自身はほぼ初めて長尺居合刀で通しで抜いたが、長いのを抜いてます感が出てしまっている。
もう少し稽古したかったが、仕方ない。

自主稽古時間に第2部の確認をした(刀剣乱舞の一部の動き。。。)。
結構動きが早く、どうなることかと思ったが、何とかまとまりそう。
こちらの稽古も大詰め。。。

でんこ


18:49|Permalink

2023年12月04日

2023年12月2日(土)稽古 Bさん稽古!

スーパーに大根を忘れた。
いろいろ買い物をして袋に詰め、自転車置き場でかごに入れたときに、ふと何かが足りない気がした。
大根!
結構立派な大根がそこそこお安く売っていたので、嬉しくなって1本買った大事な大根!!
袋に詰めていた時に、大きかったので最後に入れようと思って入れ忘れてしまったらしい。
慌てて店に戻ろうとしたところ、入り口から大根を持ったお店のお姉さんが出てきた。
お姉さん、ありがとう。。。
そそっかしさを恥じるとともに、しみじみ人のありがたさが身に染みた。


稽古
だいぶ日が短くなって、夕方の稽古時は真っ暗。

基本の動き
・身体の連動の確認
腕から肩や背中へのつながりの確認、そのために手を合わせて中心に入る技の確認。
さらに足につなげるため、相手と掌を合わせて全身が連動して立てるかどうかの確認。
ひょい、と立てると不思議な感覚になる。
・受身、歩法、半身、突き、蹴り、打ち
・半身突き避け

柔術
・立合1~6本目
前回同様、間を取らずに丁寧に崩す手法の確認。
jujutsu_tachino3
3本目は間を取っていくのが主な学びだが、きちんと受けたところからでも真っすぐ相手に入れば消える動きとなり取れる。

剣術(めざしさん取りまとめ)
・素振
・斬返
・初伝表6本目確認
抜きの確認をした後に型の確認をした。

年末発表会向け稽古
居合、杖も合わせて担当する手合いを行った。

fornenmatsu
それぞれの組で話し合いながら確認作業。
手合いが多くて取りまとめもある人は、1個に時間をかけていると他ができなくなるので、いろいろ考えながらやるため大変。

居合は凪さん、重さんの組はメンバーが揃って何とか確認できたか。
面白いフォーメーションも見られて楽しみ。
めざしさんのところの確認は次回稽古に期待か。
自身の居合は、、、長尺居合刀チャレンジ、成功するかどうか。
まだまだ稽古不足で回数やりたいところ。

薙刀はKちゃんとだが、手順の確認はできた。
あとはどこまでやり取りを詰められるか。何とか回数やりたい。
めざしさんは手順は問題ないので、居着かず取り続けられればもっとよくなる。

剣術の中伝表をKaさんと合わせたが、打ち込む間合いや種々捌きはかなりよい。
剣先にまだ意識がいけないところを少し力みで対応してしまっているところがあるが、稽古を重ねられれば改善していけると思う。

kenjutsu_joden3
久々Bさん稽古。的確な厳しい打太刀でいい稽古になった模様。

kenjutsu_syodenura
Kaさんも鍛えられた模様。

jujutsu_aisatsu
前回介護柔術に引き続き、ますこさん考案柔術!
Kちゃんの無理のない動きでなぜか崩される。

jujutsu_nenmatsu
柔術最後はなぜかみんなで崩れる流れ。
年末発表会まで全体の流れはお楽しみに。

来週はいよいよリハーサルに入っていく。
いよいよ時期が迫ってきてしまった。。。

でんこ


08:00|Permalink

2023年12月02日

2023年11月29日(水)稽古のこと 打ちたい仕太刀

みなさまこんにちは!
先日、でんこさんとぴよりんの話をしていて知ったのですが、ぴよりんは無事に持ち帰る以前に、大人気で購入自体も困難とのこと。
私が初めてぴよりんを知ったのは、テレビのニュース番組で流れた、高性能ドローンでぴよりんを崩さず運ぶというぴよりんチャレンジでした。
コックピットに乗ってGを受けるぴよりんを見ながら、面白いことをやっているなあ、と思っていたのですが、そんな人気者だったとは知らなかった……!
(ぴよりんのファンの人たちは、きっとハラハラしながら見守っていたに違いない)
いつか名古屋に行く時には、出会ってみたいものです。
ちなみにその時のチャレンジは成功でした。

2023年11月29日(水)の稽古に参加しました。
この日の稽古は、
体術・柔術:体のつながりを感じる確認、正座からの立ち上がり、座りで相手の腕を通して相手を崩す(ぶつかりを消す)、受け身、半身入れ替え、歩法、立合基本6本、
剣術:素振り各種、斬り返し、
そのほか、年末発表会に向けての稽古、それぞれ

脱力と居付き、内的なしなやかさなど、体のあり方の確認。
ゆるめるのではなく、通り抜ける。
難しいです。
柔術立合4本目、めざしさんと。ぶつからないようにとゆるめた体でのぞむと、当たりの強さに負けた瞬間に自分側に返ってきた力がゆるんだところから逃げて自分の方が崩れてしまう。
この時、ゆるめるのではなく通り抜けるように、と先生からご指導いただく。
難しい、難しいけど、できるようになりたいなあ。
理解をすすめていきたいです。
でんこさんとの小太刀、鏡を見て、自分の形を確認してみました。
型通りにやっているつもりでも、何かしっくりこないので、型のストーリーどおりに展開するための、打太刀が打ちたくなる仕太刀のふるまい、みたいなものはどんな感じかなあと、頭は打太刀の気持ちで、鏡に映る仕太刀の自分を見てみる。
あ、これはなんだかどこを打ちたいかわからないなあ?とか、あ、これだと頭を狙いたくなるかな?とか。
その後、でんこさんと合わせてもらう。
2本目が受けきれないのでなんとか工夫したい。
3本目は受けた後に浮き上がるのではなくむしろ沈む、と、でんこさんよりアドバイスいただき、できるように工夫したい。
4本目はふわっと軽やかに入りたいのでこちらも工夫したい。
杖、凪さんと。
こちらも私は課題だらけなのですが、2本目と6本目と8本目が本当にわからなくて、何度も合わせてもらいました。
自分の歩み寄りと打太刀の伸びてくる杖と、タイミングが難しくてなんだかもう怖い!という気持ちが先行して……。
うーん!
とにかく頑張ります!

ますこ

12:20|Permalink