2024年01月

2024年01月28日

2024年1月27日(土)稽古 腕のライン、下半身のサボり

富士山を飛行機から見た。
大阪出張があり、また運よく見ることができた。
前回写真を載せたときもきれいな富士山だったが、今回も道に雪が積もっていてくっきり見えたのに加え、雲の帽子をかぶっていて情緒があった。
fuji2

ただ、雪はこの時期にしてはだいぶ少ない。。。

ますこさん、体調を崩されてしばらく稽古をお休みとのことです。
動けるようになれば復帰したいとのことですので、ますこブログファンの皆さん、残念ですが、しばしお待ちください。


稽古(取りまとめ)
だいぶ寒いが、まだ植木を入れなくて済んでいる程度。
体調が復帰して今年初稽古の人がちらほら。

基本の動き
・鳥船、呼吸、黙想
・ラジオ体操第一
種々の動きを行うため、意外とこの動きでここが動かない、痛い、ということに気づく。。。

・足入替、受身各種、歩法、膝行など
・突、蹴、打、半身の確認
半身は最近のはやり、前を意識する、ということをせず、周りをとにかく広く捉えてやってもらった。
打ちこみは、つい手だけでやってしまいがちなので、半身を構えたところから前側の手と身体の関係性を変えずに半身を入れ替え、そこから元の半身の構えになるように動いてもらった。
この動き自体がすでに相手への打ち込みになり、半身を入れ替えたときにはすでに相手に打ち込んでいることになり、遅れがなくなる。
回る動きになるのでは、と思いがちだが、身体で半身の入れ替えの動きができていれば、そこは問題なし。

・小太刀の素振り

柔術
・技の掛け合い(肘、肩、手首)
前回同様交互に掛け合うのだが、今回は崩したところからさらに相手を動かすにはどうしたらよいか少し動いてもらった。
jujutsu_kuzushikiso_kata
肩からのアプローチ。ここからどう動かしたら相手が崩れるか、意外に難しい。

jujutsu_kuzushikiso_tekubi
手首から。肘、肩を介して相手を制していく。

・肩抜落
・肘抜落
jujutsu_hijinukiotoshi
肘を抜いたところから真下に落とす。

・小手返(座)
相手が他意なく正座して手を太ももの上に置いているところから手を取り上げるときに、腕のラインを意識して取り上げた。
今回はその流れで技をかけるところまでやり、身体のつながりを感じた。

・素振
・三方突
通常コンパクトに行うが、動きを理解するために突きを大きく表現してから動きを小さくしていった。

・斬返
剣と違い、両端が使えるため自由度が上がり、要求されることも変わってくる。
安易に突っ込んだり杖を外したりすると相手の杖が入ってくる。

jo_kirikaeshi
相手が受けた杖の先を外れるようにラインを取り、打ち込んでいく

剣術
・素振(前後の動き)
・袈裟打受
・斬返
・初伝表
・巻太刀
相手の剣を制して巻いていくには、腕のラインを意識して落として巻いていく。
小手返の手の取り方と一緒。

居合
・腹抜、腹抜突
前回同様、身体を止めて抜く基本稽古。
どうしても腰を動かしたくなってしまう人が多かった。
腹抜突は、軸を立てたときに剣先が前に出ていくのを続けていくだけ、という確認をしたが、これはうまい人が多かった。
十分、むしろこちらのほうが早い。

・縦抜
こちらも腰を止めて。
始めにある程度抜き出してもらい、そこから右手を動かさないようにして抜ききってもらった。
抜ける手前でつい右手で抜きたくなるのをいかに我慢して腰を開いていけるか。

・初伝表(合わせ)
・中伝1本目
斬り上げからの袈裟斬りのライン取りがなかなか難しい。
体で斬るが、軸はつぶさない。

まとめの動き
・体をほぐす動き、呼吸、黙想

今回は動画を多く撮ってもらったが、身体を使っているつもりが、上半身のみ動いているものが多いことを思い知らされた。
全身をきちんと使って動くことを心掛けたい。

でんこ


16:02|Permalink

2024年01月21日

2024年1月20日(土)稽古 一教の学び

風呂場の排水溝の目皿を新しくした。
今までは、真ん中にゴムの筒がささっていて、その周りに髪の毛などがたまるような構造になっており、何となく使い勝手微妙で、こんなものかと思っていた。
最近ゴムが痩せてきて、気を付けないと排水溝内に落ちてしまうようになった。
すると髪の毛も流れていってしまう。。。
新しいゴムを買えばいいかと思ったが、ふと髪の毛がたまりやすい、くるくる水が流れるタイプがあるのを思い出した。

スクリーンショット 2024-01-21 163253
こんな感じ。

うちで使えると思っておらず範疇外だったのだが、もしかしたら、、、と思って排水溝の大きさを測ったところ、サイズは問題なし。
100均なので、とりあえず買ってみて使えるか試してみた。
今のところ問題なく、むしろ快適。
使えない、という思い込みがこんなところにもあったので、思い込みがほかにもないか、折に触れて見返してみたい。
(稽古もたぶんこの方法はできない、と思っているものがいろいろありそう。。。)


稽古
雨が降ってきた。そこまでは寒くない。。。

基本の動き
・腕素振りバリエーション
腕の可動範囲、半身になることでの変化などを細かく確認した。
・剣素振り(真向変化、踵上)
剣と体の一体感を意識して行った。
・受身各種、半身、転換
・歩法

・素振り(杖返しから交わして斬り左右)
・廻し杖
持ち替えの時の受け取り方を変え、回転数を変えることで動きに変化が出て、学びも出てきた。
くるくる回るだけで楽しくなってくる。
(超素人みたいな感想だが、楽しむの大事、と最近思う)
・合わせ(巻き落とし(外・内))

柔術(めざしさん取りまとめ)
・座り転換
・座りからの打受(正面、上段、袈裟)
・一教表・裏(座り)
表は打ち込みから中心を押さえて崩していくのが基本。
真っすぐ入ることで崩せるが、大きく入るとその分遠くで相手を崩して入っていくことになる。
肘から返そうとする大きさが変わることで相手の肩を落とす位置が変わってくる。

jujutsu_ikkyo2
一教表。左手が相手の中心に入っていくことで、おのずと相手の肘が返り相手に入っていける。
かち上げようとしているように見えるが、かち上げると逆にうまくいかない。

裏は相手を抜き出して崩しをかける。
めざしさん、抜き続けられる動きが非常にうまく、参考になる。

剣術
・素振り(各種(対面交互))
・斬返(片足踏込)
・上段打ちに追い込まれたところからの後傾での受、立て
・剣抜、初伝表6本目
身体で抜き、身体で斬る。

居合
・腹抜(膝落とし固定(一文字腰、踵をつけて))
踵を付けた状態では初めて行ったが、逆にやりやすかった。
股関節を大きく使わなくてはいけないところが、逆に長尺居合刀に合っていたのかもしれない。
・初伝裏
3本目は後ろに向き直るところから一拍子で右足踏込ながら斬ることを型としてやることとなった。

でんこ

18:58|Permalink

2024年01月15日

2024年1月13日(土)稽古 基礎の見直し

スマホ三脚を買った。
稽古中に動画撮影の機会が増えたので便利かと思って、ある程度高さがあるものを探してみた。
結構人気がありお安めのものを発見。
同じ価格で160cmと210cmがあり、収納時は50cmと70cm。
意外に収納時がどちらも大きく、持ち運びがちょっと不便そう。
冷静に考えれば短いほう(それでも160cm)だが、高くから撮りたくなるときがあるのでは、と思い、長いほうを注文してしまった。
(同じ値段だったら大きいほう、という得したい根性がつい出た。
絶対そんな高いところから撮らなそうな気がする。)
きっと道具入れに木刀などと一緒に入るだろう、という安易な考えもあり。

届いたのを見ると、やはり収納時でも大きい。。。
道具入れに入らないことはないが、きつそうだ。。。
使用上は必要最低限は満たしていて問題はなく、撮影時は便利だった。
持っていくのが面倒で三脚使わない、という懸念が今から若干あるのが残念。。。


稽古(取りまとめ)
雪が降って雨になった。
だいぶ寒いものの、芯から冷えるほどではなし。

基本の動き
・鳥船、呼吸、黙想
・ラジオ体操第一
・足入替、受身各種、歩法、膝行など
・突、蹴、打、半身の確認
半身は前を意識する、ということをせず、周りをとにかく広く捉えてやってもらった。
すると伸びやかで大きな半身の構となっていた。
構の形が、もやっとするかと思ったが、前の押さえも効いていた。
視点の持っていき方で変化の余地はかなりある。
・小太刀の素振り

柔術
・技の掛け合い(肘、肩、手首)
どう相手にアプローチしたら崩れるのか掴むことと、かけられた側の体のほぐしも兼ねて、肘、肩、手首の3か所から、一教などのような感じで崩すところだけ取り出して受け取り交互に行った。
ゆくゆくは連続で行いたいが、まずは区切って動きの確認をした。
受けは変に厳しくせず、相手にやられた分だけ動く。
まずは動きに慣れて、技へ応用できるようにしていきたい。
・肩抜落
・腕を取って肘から真下への落
・手解肩返

jujutsu_tehodokikatag
肩を返して腕の方向に抜いていく。

・素振
・廻し杖

剣術
・素振
止まった状態で素振りをすると斬りと体の一致が難しいと感じたため、今回は前後の動きを使った素振りにした。
さらに相手と向かい合い、相手が斬ったのに対して引いてかわして斬る、という間の攻防も入れた。
素振り自体が雑になる可能性もあるが、斬りに体を乗せやすく、目的が明確になるため、斬り自体も明確になった気がする。
・前後斬のための基礎的な動き
前後斬は非常に難しい。
そのため、剣先が遅れずに斬るための体と剣との同調を強制的に行う基礎練習をしたうえで、前後斬を行った。
まずは体の軸と剣を合わせて前後に動く。
kenjutsu_zenogokiso
一致させようとするのではなく、伸びやかに剣が動いていくのに身体を合わせる

次に剣を額につけて撞木で前後に切り換えて一致感を出す動き。
最後に前後斬。
とにかく剣先への意識があれば何とかなる。

・斬返
できるだけ数行い、受の感覚をつかんだ。
自身は課題である居着きを減らすため、腰が反って上半身が追い込まれないように、腰を引いていい体勢で受けることをこっそりいろいろと確認した。

Niさんは、受の安定感はさらにでてきたように思う。
初太刀での合わせがもっと早くできればさらに余裕が出てくる

居合
・腹抜、腹抜突
まずは基本の見直しとして、腰をしっかり落として、横に鞘ごと抜き出して左足を内側に落としたところから、身体は固定して鞘引きだけできるところまでやり、腰で止まったところでさらに鞘引きするのに合わせて腰を開いて抜ききる、ということを行った。
先に腰が開いて鞘と剣がガリガリいうことが減り、きれいに抜ける人が多くなった。
腹抜突は、抜ききるときに軸をすっと立てると剣先が鞘から出たところから前に出ていくため、それをつかまえて前に突いていけばよい。

・縦抜
腹抜同様、腰をしっかり落として剣を鞘ごと前に抜き出し、身体は固定して鞘引きだけできるところまでやり、腰で止まったところでさらに鞘引きするのに合わせて腰を開いて抜ききる、ということを行った。
右手は始めに剣を抜き出したところから上に伸び上がろうとせずに固定して抜ききる。

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少し取り気味の縦抜き。
きっちり半身を切ることで、剣が抜け、剣先がおのずと飛んでいく。

本来体を緩めて理想の動きを求めることになる居合だが、余計な動きが増えて抜きがいまいちになることがある。
制約を大きく設けることで、本来の刀が導く動きを感じ、逆に理想的な動きに近くなることが往々にしてある。
それを理解したうえで、さらなる自由な動きの高みを見つけていけたらよい。

自主稽古時間に型の撮影。
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初伝裏4本目。前方へ剣先を迷いなく飛ばす。

まとめの動き
・体をほぐす動き、呼吸、黙想

今年初の取りまとめ。
今後何回か行うことになると思うが、基礎の見直しととにかく動くことを行っていきたい。

でんこ


20:35|Permalink

2024年01月07日

2024年1月6日(土)初稽古 初試斬!

年始に入り、曇りの日があるものの基本的に例年より暖かな日が続いている。
冷え込んだらベランダの植木を入れようと思っているが、今年はまだ入れなくても大丈夫そうということで放置。
そんな中、芽が出てきて植えた生姜が目に留まった。
水はやっているものの、放置していて一体育っているのかどうかわからず。
だいぶ枯れかけているので、この際抜いてみることにした。

ginger

おお、だいぶ成長している!と思ったが、土で湿っている部分はおそらく植えたまんまの大きさで、上のこぶのようになっているところが新たに増えたところか。
大きくなったような、なっていないような。。。
おそらく土に植えるのが浅かったので、そんなに増えなかったのかもしれない。
それでも初生姜、ありがたく収穫して、戴くとしよう。
まずは酒屋で買ってきた酒粕で作った甘酒に足してみる予定。
楽しみ~。
(ちなみに酒粕と一緒に買った日本酒が、これまた美味しくて、つい杯が進んでしまった。。。)


稽古
年始でまだ連休の中と言えば中のせいもあり、人数少な目。

基本の動き
・腕素振りバリエーション
腕を大きく動かすことで体の連動を感じられる。
・受身各種、半身、転換、突き、打ち
・歩法


・素振り
・合わせ(巻き落とし、直払い)
明確にやろうとしたときのずれ、柔らかくやろうとしたときの働きかけの弱さをどこまで擦り合わせるか。

柔術
・立合7、9本目
7本目は1本目の入り身の仕方が左転換ではなく右転換になったもの。
9本目は横面打受崩し。
受で止まって崩す方法の稽古を行い、緩みと転身でうまくいったがそれに疑問を感じていろいろやったものの、うまくいかなかった。
方法がまずいのもあるが、腰が固まって楽してしまっていることが原因と思われる。

剣術
・素振り(0、0.5、1本目、その他各種)
・上段打ちに追い込まれたところからの後傾での受、立て
体全体で中心に立てることになる。

居合
・初伝裏
抜きに導かれて身体全体が浮き身がかかって動くことを意識して行った。

自主稽古時間に初伝六太刀、表の参考動画撮影。
iai_shoden6_1
縦抜の抜き出し。体全体を使って半身をきっちり取ることで剣先が横にぶれることなく体の脇を通り真っすぐ上方に飛んでいく。

iai_shoden6_2
斬り。体全体を使って撞木をきっちり取ることで剣の軌道が整う。

試斬
自主稽古時間に初試斬。

shizan_kesa
袈裟。気負いなく楽に振ることで斬れる。

shizan_gkesa2
逆袈裟。剣先の動きに体をついていかせる。
うまくいくと、台にパックが乗ったままになることも。
(たまたまか。。。)

shizan_has
八相からの斬り。剣術の斬り返しと同じことをすれば斬れる。

水平斬りも試したが、全然感覚がつかめず、やっぱり斬れず。。。
今年は何とか斬りたいが。

試斬は、斬れたか斬れないかの結果、斬り口の様子に、そのときの精神状態や体の状態の結果である斬りの状態が如実に表れるため、現実を突き付けられることになるのだが、非常に勉強になる。
斬れると非常に気分がいい。

めざしさん、気負わず安定した斬りができていた。
パック輪切りも。素晴らしい。

今回の参加者はそこそこ斬れていた。
今年の運がきっと切り開けると思う。

インスタグラムを昨年から始めました。
どう投稿していくか、模索中ですが、よかったら見てください。
翡縁会インスタグラム

でんこ

16:35|Permalink