2023年10月21日(土)稽古2023年10月22日(日)静稽会稽古総見

2023年10月24日

熱意と素直さ、日常の大事

 一昨日は、交流のある静稽会さんの第十二回稽古総見に参加させていただきました。
 前回参加させていただいたのがコロナ前ですので、4年振りになります。
 すっかり顔なじみになった静稽会の古参のみなさんや新人の方々、柔剣雷心会以来の稽古仲間のSさんや草武会のI先生夫妻、やはり顔なじみの合気道を楽しむ会のみなさんと、久しぶりに再会できました。

 いつも稽古総見は、とても集中した雰囲気の中で粛々と演武がおこなわれていくのですが、今年も静寂の中、踏込みの音や太刀風、時折掛かる気合いのみが道場に響くという感じで、ちょっと咳をするのもはばかられるような真剣な空気に満ちていました。
 みなさんの歩みを止めることのない姿に、自分ももっとしっかり稽古しなければいけないと、身の引き締まるような刺激を頂くことができました。
 懇親会では、みなさんからお話をうかがうことができたのですが、そこで熱意と素直さ、そして日常の大切さについて再認識させられました。

 「上達に必要なのは熱意と素直さだ。」
 これは師匠の言葉なのですが、初心者はもとより、どこまでいっても必要になるのは熱意と素直さ、これに尽きる。と感じることがあります。
 熱意は探求心を育み、素直さは模倣する力の大本となります。
 
 いつから始めても遅くはない。
 人は何歳になっても熱意と素直さがあれば向上できる。
 五十歳を越えた自分にとってこれは大きな希望で、そのことをあらためて教えて頂けた稽古総見でした。

 翡縁会については、今回直前に病欠者があったりしましたが、会員のみなさんのご協力のお陰で無事に終えることができました。
 演武が普段の稽古通りにいった方もあれば、ミスをしたという方もあると思います。
 根岸先生がおっしゃっていましたが、稽古を充実させるための稽古総見ですので、それに向けての稽古ができた時点で、目的の大半はかなっています。
 そして、これもまた根岸先生がおっしゃられていることですが、楽しく稽古ができるのも、それを支える日常があればこそなので、なにより日常と向き合うことが大事。
 その上で、演武を通して確認できた自身の現在地を踏まえて、また稽古に取り組んでいきましょう。

 貴重な学びの機会を下さった根岸先生はじめ静稽会のみなさま、共にご参加いただいたみなさま、見学に足を運んで下さったみなさま、ありがとうございました。

 多々良隆行

 翡縁会と合気道を楽しむ会のみんなプラスSさんで記念撮影
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