2023年12月28日
伏線回収あるいは初心のこと
昨日は翡縁会の稽古納めでした。
この日は、基本を捉え直すというテーマで稽古してみました。
当会で基本と一括りにしている技術には、ある種のヒエラルキーが存在していること。
普段はそれらをあまり区分けや段階分けすることなくお伝えしているのですが、今の自身の在り様を自覚するためには、やはり基本についての理解は大切だと感じていること。
独立してから10年の間に、基本についての捉え方が微妙に変遷してきた経緯があるのですが、実はすべてが一つながりのものとして理解できること。
これらを剣術や杖術、柔術、居合術の実技を通して確認していきました。
今年は私自身、体調的に体の節目を感じる一方で、得難い出会いに恵まれ、非常に学びの多い一年でもありました。
年の初めに、以前から気になっていた九州のT先生から、最初は動画のテキストからでしたが沖縄空手を学び始め、後に直接指導を受ける機会を得たこと。
また、同じ系統の空手を近場で学べたらと思っていた時に、M先生が近所で指導されていることを知り学ぶようになったこと。
これらの出来事を、私は勝手に伏線回収と呼んでいるのですが、人生ほんとうに無駄がないし(あるいはすべてが無駄かも)、ご縁って不思議だなあと思います。
お二人から指導を受ける中で、自分の思い込みで切り捨ててきたものの中に、実はとても大切な内容が含まれていたことに気付かされたり、これまでの探求のその先を少し感じることができたりしました。
今までの取り組みすべてを一つながりのものとして捉え直すことができたのは、この空手の稽古によるところが少なからずあり、お陰で自身の会での稽古も新陰流の稽古も中国武術の稽古も空道の稽古も、自分の中では矛盾なく取り組めるようになってきました。
伝統武術はやっぱり素晴らしいし、現代武道も素晴らしい。
とはいえ、ちょっといろいろやり過ぎですね…あはは
これまでの探求のその先に、来年は進んでいきたい。
その先にあるものが、実は剣術に出会った当初の自分の初心のテーマであったことを、年末になって思い出しました。
当時の師匠から、何のために武道を稽古するのか?というお題で文章を提出することを求められた際に、確か大層なことを書いたのです。
いやぁ、恥ずかしいし、オソロシイ…
でも少し尊いことだとも、オジサンになった今は感じます。
今年一年、関わって下さったすべての方々に感謝いたします。
来年も心の赴くままに取り組んで参ります。どうかよろしくお願いいたします。
多々良隆行
この日は、基本を捉え直すというテーマで稽古してみました。
当会で基本と一括りにしている技術には、ある種のヒエラルキーが存在していること。
普段はそれらをあまり区分けや段階分けすることなくお伝えしているのですが、今の自身の在り様を自覚するためには、やはり基本についての理解は大切だと感じていること。
独立してから10年の間に、基本についての捉え方が微妙に変遷してきた経緯があるのですが、実はすべてが一つながりのものとして理解できること。
これらを剣術や杖術、柔術、居合術の実技を通して確認していきました。
今年は私自身、体調的に体の節目を感じる一方で、得難い出会いに恵まれ、非常に学びの多い一年でもありました。
年の初めに、以前から気になっていた九州のT先生から、最初は動画のテキストからでしたが沖縄空手を学び始め、後に直接指導を受ける機会を得たこと。
また、同じ系統の空手を近場で学べたらと思っていた時に、M先生が近所で指導されていることを知り学ぶようになったこと。
これらの出来事を、私は勝手に伏線回収と呼んでいるのですが、人生ほんとうに無駄がないし(あるいはすべてが無駄かも)、ご縁って不思議だなあと思います。
お二人から指導を受ける中で、自分の思い込みで切り捨ててきたものの中に、実はとても大切な内容が含まれていたことに気付かされたり、これまでの探求のその先を少し感じることができたりしました。
今までの取り組みすべてを一つながりのものとして捉え直すことができたのは、この空手の稽古によるところが少なからずあり、お陰で自身の会での稽古も新陰流の稽古も中国武術の稽古も空道の稽古も、自分の中では矛盾なく取り組めるようになってきました。
伝統武術はやっぱり素晴らしいし、現代武道も素晴らしい。
とはいえ、ちょっといろいろやり過ぎですね…あはは
これまでの探求のその先に、来年は進んでいきたい。
その先にあるものが、実は剣術に出会った当初の自分の初心のテーマであったことを、年末になって思い出しました。
当時の師匠から、何のために武道を稽古するのか?というお題で文章を提出することを求められた際に、確か大層なことを書いたのです。
いやぁ、恥ずかしいし、オソロシイ…
でも少し尊いことだとも、オジサンになった今は感じます。
今年一年、関わって下さったすべての方々に感謝いたします。
来年も心の赴くままに取り組んで参ります。どうかよろしくお願いいたします。
多々良隆行
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