伏線回収あるいは初心のこと2024年1月6日(土)初稽古 初試斬!

2023年12月31日

2023年の振り返り ちゃんとやれば何とかなる

少し前に、いつも通勤で近くを通る神社にお参りをした。
もう何年も経っているのに、思い返すと2回しかお参りしていない。。。
こじんまりしているが、参道が真っすぐで銀杏の木が立ち並ぶ、趣のある神社。

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神社を背にした参道。
数日前は銀杏の葉が道路を埋め尽くして美しい金色の道になっていたが、このときはすっかり掃かれて葉が詰め込まれたビニール袋がたくさん並んでいた。
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数日前通りかかった時に撮影した参道。

いつでも行けるところほど全然行かないというのはよくあるが、最近ちょっと遠回りをするという気持ちの余裕がまったくないことに気づく。
(今回お参りをしたのも、休みを取って病院に行って、思いのほか早く終わったためにふと思い立って行ったためで、通勤途中で行ったわけではない)
ちょっと立ち止まって周りを見る余裕を来年は持ちたいものだ。


振り返り
今年学んだと思うことは、体全体を使って動くことで何とでもなる、ということだろうか。
夏ごろから取りまとめをすることになり、その中で、どうしたらやろうとすればするほどうまくいかない、特に柔術の技をうまくできるか、と考えていた。
その中で、コロナ下で工夫した小太刀を使った体全体で斬っていく素振りの動きを対人でも行えれば、相手がどう打ってこようが捌けるのでは、と思い立った。
相手を意識してその動きを素直に行えば、思いのほかぶつかることなくうまく捌けた。
理合いを考えて手順を踏もうとすると取られそうになるところを、大きく動くことで体全体が一致して動け、それが相手への働きかけになる。
ただ、それを他の人にやってもらおうとすると、単に体全体で斬ればいい、ということが逆に難しいらしく、小さくなってしまう場合があった。
他に捉われずにやるべきことをやることの難しさ。

二教の斬りも、手でやると相手に痛みを与えて斬ることが多いが、体を使うことで相手の体を崩すことにつながり、局所の痛みを避けることになっていそう。
結局は身体をさぼらなければ無理な動きにならずに技がかかる方向になる、ということか。

振り返ると自身も体全体を使わず、結構サボっていると感じることが多かった。
特に今年取り入れた長尺居合刀は長さがある分サボると顕著に結果に出る。
これで練るのも今年いっぱいか、と思って取り組んでいたが、年末の稽古で、腰を落とせばまだ抜ける余地がある、さらに力を抜いたときにごまかしていた納刀がうまくいく、という経験をした。
まだまだやることがあり、逆に余計なことをしている部分があることに気づいたため、来年ももう少し続けていきたいと思う。

その他、間への感覚も少しはつかんできた気がするが、逆に確信のないものは動かない、という方向になり、
相手が動かなければ動かない、
確実な間でしか打ち込まない、
ということで、ある意味落ち着きにはなっているのだが、若干の遅れにつながっていないとは言えなかった。
来年は、今までつかんだ確証を踏まえて自分を信じた最適な間をつかまえたい。

振り返ったら打太刀の比較をしていたので、今年もしてみた。
2022年
2022nennmatsu_uchidachi

2023年
kenjutsu_uchidachi

2022年の振り返りのブログでは変化が見られたが、今年はあまり変わらないか。。。 
ある程度方向性が固まってきたとも言えるかどうか。


今年もある程度テーマを持って集中して稽古ができたと思う。
そういう場が持てることに感謝しつつ、来年も続けていけたらありがたい。
本年もありがとうございました。

でんこ


09:52
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