素振り

2022年08月14日

2022年8月13日(土)稽古

8月11日は、山の日だが、きのこの山の日でもあるらしい。
きのこの山の日

もしかしたら今年は違うかもしれないが、そこは気にせず、便乗して会社でみんなに配って気分を味わってもらうこととした。
小袋のものがあったらと探したところ、たけのこの里との詰め合わせとなっていた。
長年どちらが人気があるか世の中で議論になっているようだが、配るときにいた人には何となく聞いてみたところ、半々ぐらい?
まだまだ議論は続きそうだ。。。


稽古は台風がちょうど上陸したときと重なったこともあり、無理はしないよう告知していたため、少人数で行った。

基本中心で、体のつながりを感じる動き、受身など。
前受身は、使えていない背中の両脇の筋肉を意識して腕を動かすことで、いつもよりかなり滑らかな動きとなった。

柔術
腕を回してその流れで崩しをかける。
相手の崩れを感じてそれを追っていけば崩せるが、つい先走ると相手はついてくるだけになる。
首投げからの返しは、相手の崩しに乗ってその流れで崩す。
決め打たずに乗ると、相手の遅れがあればそこに入るだけで崩せる。
自身が固めてしまえばそこを取られる。
固めないように、と言われても、言われて緩められればいいが、そこを緩めることで自身が崩れてしまうのでは仕方ないので、なぜそこを固めることになってしまうのか原因を考える、固まっているのがそこではなく、実は別のところ、緩める方向が間違っていて緩まらない、などいろいろ考えるのも解決の糸口になるかもしれない。

剣術は素振り中心。
腕を伸ばした状態で基本素振り、廻剣、上段の打。
腕はとにかくたわめずに伸ばす、しっかり握る。変な緩みは作らない。
腕を伸ばすことで制約ができて、余計なことをしないこともありいい動きが引き出される。
普段緩みでやっていると、さぼっている部分があり、それに気づかされる。

kenjutsu_suburi_jodan
上段。腕を伸ばすと大きくなる。かなり腰を低く落として深い姿勢を取っているつもりだが、見た目でこんなもの。

打ちかかるときには前掛かりになりがちだが、そのときに前のめりになることで前側の足や腰に突っかかりを作ってしまい、可動域を狭くしていることに気づいた。
一瞬の距離は少し手前になるものの、いい位置を保ったまま打ちかかることで、いい動きが引き出される。

kenjutsu_suburi_jodan
打ちかかりで前のめりにならないことで、深い撞木を取ることができる。

居合
腹抜、縦抜の体勢で、両腕を相手に取られた状態での抜き。
ぶつからない方向に体を緩め続けることで抜けてくる。

この日に気づいたことは、結局動きの制限を設けてしまっているのは、自分自身ということである。
柔術では崩れるときに上半身が崩れる方向でも、下半身で止めてしまうとそこを取られ、頑張っているようで、自身も動けなくなる。
一緒に下半身も動くことで、相手が正しく行えば崩されるが、無理やりな動きをされたときは逆に相手の無理な体勢を捉えて崩されない、もしくは崩し返すことができそう。
剣術では、前のめりになることで、関節の可動域を狭めて動けなくしている。
前掛かりになるのはいいが、その場合は下半身もしっかりついていき、中心は保つことで次の動きにつなげられる。

でんこ


14:01|Permalink