試斬

2023年10月30日

2023年10月28日(土)稽古

家ではほぼ毎食お茶を淹れている。
茶葉は栄養があると聞いていたので、茶葉を細かくした粉茶(市販品)も取り入れてみようと、朝は粉茶を溶かしてお茶として飲むことにした。
やはり茶葉で淹れたほうが美味しい気はするが、急須を洗う手間などが省け、朝の忙しいときにぴったり。
夜は引き続き茶葉から淹れているが、この出涸らしがもったいないと常々思っていて、何か料理に使えないかなど考えたがいろいろと面倒。
ふと、そのまま食べてしまえばいいのでは、と思い、実行。
うまくもないし、まずくもない。。。
が、エコではある。
栄養もきっと取れているに違いない。
というわけで、エコ茶葉食健康法(勝手に命名)を続けることとした。。。


稽古(取りまとめ)
もうすぐ11月なのに、まだそこそこ暖かい。。。

基本の動き
・ラジオ体操第一
radiotaiso
Bさんの教えを守って手足の運動は手を広げたときに掌を後ろに。

・受身各種、歩法、膝行など
・突、蹴、打、半身の確認
・転換(腕の振りに合わせて)
・上段打捌き(半身、転換)
まずは手で捌くのに合わせて体も捌く。
そのうえで、身体だけで捌く。
身体が避け過ぎない。

・小太刀の素振り

柔術
・上段打ち入り身投げ(両手廻しバージョン)
慣れてはきたか。
崩そうとするほうに意識が行ってなかなか大きくできない。
・片手取り肩抜崩し
片手を取って肩に手を当てて崩していく。
相手の軸を捉える感覚。
めざしさんは工夫して大きく動かしてうまく崩していた。
・一教表
久々。まずはやるべきことの確認。

jujutsu_ikkyo
しっかり崩した後に相手の中心に向かって入ることでさらに崩せる。

・素振
・縦回転
・初伝組杖3本目
縦回転の入った3本目で動きを確認した。

剣術
・素振
・袈裟打受
・斬返
受けは段々と安定してきている。
・中伝裏4本目
種々の学びのある型だが、今回は打ち込む間合いの確認を行った。
相手の小手を取れる間(距離)を止まった状態で確認して、打ちに寄ってきてもらってもその距離になった時に打ち込みができるようにした。
その他の学びは簡単に確認はしたが、また今度。

kenjutsu_chudenura4
小手を遠間から斬りに行く。それをまずは後傾でかわす。

居合
・腹抜、縦抜(ゆっくり、踏み込み)
・初伝表
1個1個の動きを明確に行った。
それができないと、つなげてやっても単に楽に抜いているだけになってしまう。

自主稽古時間に試斬。
前回よりは斬れる人が出てきたか。
叩き気味で刃筋が合っていたために斬れている人もいたが、まずは斬れればいい。

Kaさん、何とか今回斬れたこともあったが、段々はまってきて斬れにくくなっていた。
腕と剣が一致して真っすぐになる位置を今回見直したとのことで、その着眼はとてもいい。
それが合っているかどうかは、さらに経験を積む中でつかめると思う。
Mさん、今回初挑戦だが、始め何となく斬れたときもあったが、段々横振りになってきてはまっていた。
素振りから見直せるとよい。
Kちゃんは観点を変えると道が開ける気がする。
凪さんはさすがの緩みで始めはいいが、斬り終わりが安定していなかった。
腰をできるだけ落として撞木を取ったら安定した斬りになってきているように見えた。
めざしさんは今回は好調な時があり、久々の輪切りにしていた、すばらしい。
今回自身は斬った後のパックが台の上に残っていて、おお、と感動してしまった(たまたまだろうが)。
ただ、まだまだ斬れないのでは、という不安を払拭するために剣を振りたくなってしまう気持ちとの葛藤が全然拭えないので、どうすり合わせていくか模索中。

また1か月後ぐらいにやる予定なので、経験を積んでもらえたらと思う。

でんこ


15:38|Permalink

2023年10月15日

2023年10月14日(土)稽古

静稽会HPの静稽録(非常に格調高い)で、先日試斬会のことを記載したブログについて触れて頂いた。
https://www.seikeikai-iai.com/2023/10/02/%E8%A9%A6%E6%96%AC%E3%81%AE%E3%81%93%E3%81%A8/

その中で、
”まさに試斬に対する私の思いと同じ”
との記載が!
最近たまにしか試斬をしない若輩者がブログで偉そうなことを書いてしまったと思わずにいられないが、少しでも通じると思っていただける部分があったのであれば、非常にありがたい。
まだまだ試斬についてわかっていないことだらけなので、何とか稽古して安定した感覚を身に着けていきたいものだ。

通常稽古でもたまに試斬を行う機会を増やしていく許可を先生には頂いたので、不定期で試斬の場を設ける予定。


稽古(取りまとめ)
だいぶ涼しくなってきて、最近稽古を裸足で行っていたが、ちょっと武道足袋にしておこうかなと思うようになってきた。。。

基本の動き
・ラジオ体操第一
今回も懲りずに取り入れた。
Bさん実は指導者の資格をお持ちとのこと、さっそく前に出て一緒にやって頂いた。
細かい手の所作、どこをポイントに行っているか教えて頂き、ほお~、と感心しながら行え、非常にためになった。

・受身各種、歩法、膝行など
膝行、膝退と、皆さんやたらうまい。
・突、蹴、打、半身の確認
・転換(腕の振りに合わせて)
・半身突き避け

柔術
・上段打ち入り身投げ(両手廻しバージョン)
懲りずに続けているが、なかなか身に着けるまではいかなそう。
思い切って両手を振ることのいかに難しいことか。
・諸手持ち袈裟斬り
腕を剣と見立てて斬りをかけることで、相手を崩す。
余計なことをすると相手の腰が残ってしまう。
・二教裏
斬りの部分は相手の肩に詰めて斬るが、難しければ肘から抜いてしまっても崩せるようだ。
jujutsu_nikyoura
斬りの後、しっかり相手を制して極めに入る。

・素振
・縦回転
・初伝素振り、合わせ

剣術
・素振
・袈裟打受
・斬返
今回も皆さんある程度安心して打ち込める受になっていた。
・稽古総見向け稽古(それぞれの課題)
Kちゃんの小太刀は非常に雰囲気があって取る感じもよい。
常に半身が切り切れ左手が締まっていると、さらにかなり良くなると思う。

居合
・腹抜、縦抜
・稽古総見で行う型を対人で確認
形を取るだけではなかなか決まらないが、対人にすると自然といい形になる。
iai_kokoro1taijin3
取ろうとする側、それをさせない側とも、かなりの雰囲気が出てくる

久々に長尺居合刀から2尺5寸に戻して型を行ったが、当然長尺居合刀よりは楽に抜けた。
斬りに対する一致感は出てきた気がする。
iai_syudan4
後に向けた斬りは、体の切り替えと斬りが結果的に一致するとうまくいっているらしい

ただ、長尺居合刀での稽古が活かし切れているかというと、せっかくしっかり鞘引きをしないと抜けないという状態で稽古していたのに、長さに合わせてサボってしまっている気がする。
おそらく腰を突っ込んでしまう癖が抜けていないで、意識して直していきたい。

稽古の最後に、稽古総見に向けたリハーサルを時間の確認も兼ねて行った。
iai_kokoro3

kenjutsu_chudenno5

iai_syudan2

時間は想定通りだったようで、流れは確認できた。
後は個々の技を磨いていくだけなのだが、、、間に合うかどうか。。。

でんこ


23:57|Permalink

2023年09月30日

2023年9月23日(土祝)試斬会

胃の内視鏡検査を受けた。
会社の健康診断の血液検査でピロリ菌の疑いありとのことで、まずは病院探しからして、何とか近隣に良さそうなところを見つけた。
かなり前に2回内視鏡検査したことはあるものの、飲んだ感じが薄れかけていた。
全身麻酔も選べたが、麻酔しないほうが早く終わるしまあ大丈夫だろう、ということで、のどの麻酔だけして検査。
麻酔が微妙に効いていなかったのか、反射が、、、!
これはまずいかも!と暴れそうになるのを必死にこらえて、看護師さんがさすって声掛けしてくれて山は越え、あとは残りを何とか耐えれば、、、とそうこうしているうちに終了。。。
助かった。。。

数分後に撮影画像を見ながら説明を受けた。
見た目はかなりきれいだったようだ。
念のためピロリ菌除去の抗生物質を1週間飲み続けた
(味が変わってあまりいい気分ではなかったが何とかなった)。
検査から1週間後に予約診察に行ったところ、医師がコロナで急遽休診!
これは新たな予約をして引き返しか、と思ったら、この日は様子を伝えるのと、除菌できているかどうかの検査についての説明の日だったらしく、看護師さんが対応してくれた。
1か月後に呼気検査。
また内視鏡ではなかったのは助かった。。。
1か月後、たぶん大丈夫だろう。。。


試斬会
通常稽古は祝日で休みだったが、試斬会が開催された。
家に大量に牛乳パックがあったので、台用のダンボールとともに自転車に何とかくくりつけて稽古場へ運んだ(家が少しすっきり!)。
試斬自体がかなり久々だったのだが、何とか少しは斬れた。

pack_kesagiri2
袈裟斬り。一応2つになっている。

できるだけ今までの感覚を捨てて、剣に任せる感じを心掛けて少し軽く振れていたが、後半は斬ろうとする気持ちが出てきて、積極的な斬りになってしまっていた。
それが悪いわけではないが、斬りに対して余計なものでしかない場合が多いので、どちらも使い分けてできるようにしたい。
ただ、まずは軽く斬る、剣を尊重させることを安定させたい。

昔一部のやり込んだ人には負けるが、稽古で試斬ができるときにかなり練習して、斬れない状態からあるとき脱却して斬りの感覚を身に着けていった記憶がある。
ただそのときは自分の感覚に頼って、明確に斬ることを意識していた。
剣と一体になっている感覚があるときもあった。
ただ、軽く剣を振ったら斬れないのでは、という不安感が常にあった気がする。

試斬は奥が深い。斬ろうとすればするほど斬れない。
誰かに昔、どう斬っているのかと聞かれたことがある。
牛乳パックと対峙して、斬る瞬間に、斬ろうと思わず、斬れていると思うことかなあ、
といったことを答えた気がする。

今日初めて体験した人も何人か。
今回は苦戦気味の人が多かったが、斬れる感覚をつかむところまでいってほしい。
素振りをやってもらって斬りをやるが、素振りと斬りが同じようにやることがまず難しい。
いかに実際に斬るときに、斬ろうとする意識を消せるか、自分との戦いになる。

pack
斬れたパック。左は軽く斬れたもの。右はたたきつけ系。
斬れた後が違うのも面白い。
右は誰が斬ったかは、名誉のためにここでは伏せておく。

でんこ


13:46|Permalink